静かな夜は
耳を澄ませてごらん
月の雫がこぼれるたびに
水仙の御鈴が鳴るよ
とてもかすかで
透明な音
それを合図に
眠っていた
いくつもの魂が
月灯かりに抱かれて
昇っていく
みんな
春になるために
耳を澄ませてごらん
月の雫がこぼれるたびに
水仙の御鈴が鳴るよ
とてもかすかで
透明な音
それを合図に
眠っていた
いくつもの魂が
月灯かりに抱かれて
昇っていく
みんな
春になるために
目が覚めたとき
心に開く
小さな手紙
まっしろな紙に
夢の切手が
貼ってあるだけの
その手紙は
わたしの今日
どんな言葉を
綴りましょう
どんな景色を
描きましょう
今日の終わりに
出すまでに
心に開く
小さな手紙
まっしろな紙に
夢の切手が
貼ってあるだけの
その手紙は
わたしの今日
どんな言葉を
綴りましょう
どんな景色を
描きましょう
今日の終わりに
出すまでに
歩道に落ちた
色とりどりの
葉っぱを集め
秋の手紙を
書きましょう
道いっぱいを
便箋にして
誰かに踏まれて
しまう前に
風に飛ばされて
しまう前に
どうぞ読みに
きてください
色とりどりの
葉っぱを集め
秋の手紙を
書きましょう
道いっぱいを
便箋にして
誰かに踏まれて
しまう前に
風に飛ばされて
しまう前に
どうぞ読みに
きてください
淹れたてのコーヒーは
熱くてさわれないように
心ももえすぎていちゃ
近寄れない
恋もきっと
触れられるくらいの
温度がいい
そぉっと心が
ぬくもるくらいが
心地いい
すこし冷めかけたカップを
両手で包み
ほわんとした温かさを
感じながら
そんなことを思った
秋の午後
熱くてさわれないように
心ももえすぎていちゃ
近寄れない
恋もきっと
触れられるくらいの
温度がいい
そぉっと心が
ぬくもるくらいが
心地いい
すこし冷めかけたカップを
両手で包み
ほわんとした温かさを
感じながら
そんなことを思った
秋の午後
逢えぬ日の
それぞれの時間を
持ち寄って
もういちど二人で
たどってみるのも
楽しいね
ぼくが見落としたもの
きみが見つけて
きみが忘れたもの
ぼくが拾って
別々に過ごした日々が
ゆったり交わるように
それぞれの時間を
持ち寄って
もういちど二人で
たどってみるのも
楽しいね
ぼくが見落としたもの
きみが見つけて
きみが忘れたもの
ぼくが拾って
別々に過ごした日々が
ゆったり交わるように
樹の 果てしなく
ゆっくりとした 展開も
ありんこの
てきぱきとした 展開も
地球の物語には
欠かせない
誰も入り込まない
山奥でも
光の届かない
深海でも
小さな物語は
綴られる
どれも
この地球の歴史に
なくてはならない
物語
ゆっくりとした 展開も
ありんこの
てきぱきとした 展開も
地球の物語には
欠かせない
誰も入り込まない
山奥でも
光の届かない
深海でも
小さな物語は
綴られる
どれも
この地球の歴史に
なくてはならない
物語
空はいつも
変わらないはずだけど
春には
春のやわらかさ
夏には
夏の力強さ
秋には
秋の爽やかさ
冬には
冬の厳しさ
そんな風に
見えてしまうのは
その季節だと
思って見るからだろうか
何もわからないところで
空を見て
季節を当てることは
出来るだろうか
変わらないはずだけど
春には
春のやわらかさ
夏には
夏の力強さ
秋には
秋の爽やかさ
冬には
冬の厳しさ
そんな風に
見えてしまうのは
その季節だと
思って見るからだろうか
何もわからないところで
空を見て
季節を当てることは
出来るだろうか
色づいた
葉っぱの音符を
確かめながら
風の音色は透きとおる
ほどよく温まった
公園のベンチで
ひと休みするように
光にくるまる
静けさが心地いい
ぬくもりがありがたい
難しい問題も
今だけは融けて消える
葉っぱの音符を
確かめながら
風の音色は透きとおる
ほどよく温まった
公園のベンチで
ひと休みするように
光にくるまる
静けさが心地いい
ぬくもりがありがたい
難しい問題も
今だけは融けて消える
水がジャンプしたら
キラキラと輝く
宝石になるね
空の青をすいこみ
光をすいこみ
緑の芝生をすいこみ
花の色をすいこみ
どんな色にも
輝ける
水はときどき
嬉しそうに 楽しそうに
ジャンプしている
キラキラと輝く
宝石になるね
空の青をすいこみ
光をすいこみ
緑の芝生をすいこみ
花の色をすいこみ
どんな色にも
輝ける
水はときどき
嬉しそうに 楽しそうに
ジャンプしている
よけいなものは
見えなくて
真実だけが
光を放つと
解るから
隔てるものは
何もなく
すべてが
繋がっていると
感じるから
ゆっくりと
天を回る
星時計が
奏でるリズム
離れているよで
近くにいると
教えてくれる
夜が好き
見えなくて
真実だけが
光を放つと
解るから
隔てるものは
何もなく
すべてが
繋がっていると
感じるから
ゆっくりと
天を回る
星時計が
奏でるリズム
離れているよで
近くにいると
教えてくれる
夜が好き
昨日の雨に洗われて
クリアになった
なにもかも
空は思いっきり青く
雲は真剣に白く
光はとことん輝き
風は見事に透き通り
わたしたちも
秋の子どもになって
好きなだけ
はしゃいでしまおう
クリアになった
なにもかも
空は思いっきり青く
雲は真剣に白く
光はとことん輝き
風は見事に透き通り
わたしたちも
秋の子どもになって
好きなだけ
はしゃいでしまおう