Green Breath

2008年10月13日 ポエム
さらさら さらら

葉はそよぎ


ちらちら ちらら

光がすべる


ゆらゆら ゆらら

枝のぶらんこ


ふわふわ ふわり

種はとぶ


森の中には

緑の力


ぱくぱく ぱくり

いただきましょう

コスモスの少女

2008年10月12日 ポエム
コスモスの少女は

青空に片想い


精いっぱい背伸びして

近づこうとするけれど


あまりに遠すぎて

ため息ばかり


せめて気づいて

くれますようにと


心をこめて踊ります

想いをこめて歌います

後の月

2008年10月11日 ポエム
光を受けて

金の夢


雫を受けて

銀の夢


満ちていくよ

十三夜


秋夜の守りも

たのしかろ


つつむ

2008年10月10日 ポエム
うまれたての つぼみを

慈しむように つつむ


葉っぱのてのひらは

なんてやさしい

お知らせ

2008年10月9日 ポエム
うっかりもののわたしが

忘れてしまっていても

風がちゃんと

知らせてくれる


金木犀が咲いてるよ・・・って


嬉しくなって

いそいそと

逢いにゆく

秋の草

2008年10月9日 ポエム
秋の草は

虫たちの声に

染められて


その季節が

終わっても

風が吹くと

かすかに歌う


旅だった 

魂に

土に眠る 

子供たちに

秋が好き

2008年10月9日 ポエム
秋の

少しはにかんだ

光がすき


はつらつ笑顔の

空がすき

雨のあしあと

2008年10月6日 ポエム
雨上がりの

野原には


たくさんの

雨のあしあとが

残っている


葉っぱの上で

ころんと 寝転がっている

しずく


花びらの隙間で

かくれんぼしている

しずく


木の枝で

音譜になった つもりの

しずく


陽射しの手が伸びると

キラリと輝き


そしてまた

空へと帰る

秋 空

2008年10月6日 ポエム
澄み渡る秋空に

見えない 小さな

しゃぼんだま


花から葉から

つぎつぎに

ぽわんと

生まれて昇ってく


おるごーる

2008年10月3日 ポエム
さみしいときは

きらめく音で


うれしいときは

わらうように


かなしいときは

あたたかな音で


わたしが

もう いいよ

というまで


いつまでも

そばにいて

うたってくれます

しずく

2008年10月1日 ポエム
草や枝にとまって

一休みしている

雨のしずくは


雲を発ってから

まっしぐらに

ここへ飛び降りて

きたのだろう


雨の日の夕方は

いつもより 暗く重い


この灰色の景色に

ガッカリしては

いないだろうか


明日は晴れの予報だから

今夜は落ちて

流れてしまわないように

しっかりと

つかまっておいで


きっと朝には

素晴らしい景色が

見られるから

心 風

2008年9月30日 ポエム
小さな想いを

日々 重ねて

辿りつく未来


確かなものであるように

優しいものであるように


丁寧に暮していこう


心の草原を 渡っていく

そよ風みたいに

ときには

2008年9月29日 ポエム
ときには

孤独も必要


自分を

見つめるために



ときには

悲しみも必要


優しさを

深くするために


秋から届いた

コスモスの手紙

風の封筒に入って


コスモスのしなやかさ

コスモスのたくましさ


コスモスのやさしさ

コスモスの純粋さ


封をあけたら

あふれてきたよ


わたしに足りないもの

補ってくれるみたいに

見つめているのは 空

感じているのは 神秘



見つめているのは 小鳥

感じているのは 慈しみ



見つめているのは 海

感じているのは 強さ



見つめているのは 貴方

感じているのは 愛しさ

日 課

2008年9月26日 ポエム
毎朝

決まった時間に

やってくる 小鳥



ベンチに書かれる

お日さまの手紙を

読みに来る



それを歌にして

みんなに伝えに

いくために

ゆ め

2008年9月25日 ポエム
どんなに

か細い光りでも

自分の力で

輝きたい



どんなに

小さな 花だとしても

自分の意志で

咲いてみたい

2008年9月24日 ポエム
木々のすきまから見る空は

「きつねの窓」を

のぞいてるみたい



懐かしい風景が

見える気がして



懐かしい人に

会える気がして

ただ 立ちつくす



風の子どもが こっそりと

木漏れ日のおはじき

ひとり遊び


「ねぇ かくれんぼしようか」


風は喜んで姿を隠し

こっそりと こちらを

うかがってる



でも くすっと笑った瞬間

木の葉が揺らぐ

花がそよぐ


「ほらねっ 見~つけた♪」


風は

かくれんぼが

苦手です


ヒガンバナ

2008年9月23日 ポエム
薄れていく

鮮やかだった

夏の色



浮かびあがる

深く強い

秋の色



火炎のように

燃えながら


なにを願う

悲願花

彼岸花Ⅱ

2008年9月23日 ポエム
まっすぐ伸びた

茎の先

小さな炎は

燃え上がり

悲願の華が

咲きませり


彼の岸からも

見えるよう

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