風の便りは
ふぅわりと
しゃぼんだまに包まれ
舞い降りる
きみのちいさな
ささやきも
誰かのさみしい
ためいきも
虹色の風船になり
空飛べば
待ち焦がれている
人の元
やさしい風に
変ります
ふぅわりと
しゃぼんだまに包まれ
舞い降りる
きみのちいさな
ささやきも
誰かのさみしい
ためいきも
虹色の風船になり
空飛べば
待ち焦がれている
人の元
やさしい風に
変ります
咲き乱れる花たちが
お日さまに託す
自分の色を
明日へと
お日さまは
ちゃんと受け取ったしるしに
沈むときに
色を広げる
ときにバラ色だったり
真っ赤だったり
金色だったり
オレンジだったり
見事なグラデーションだったり
夕焼けの色にして
お日さまに託す
自分の色を
明日へと
お日さまは
ちゃんと受け取ったしるしに
沈むときに
色を広げる
ときにバラ色だったり
真っ赤だったり
金色だったり
オレンジだったり
見事なグラデーションだったり
夕焼けの色にして
おもいでは
いつも準備して
待っています
誰かが呼んでくれるのを
どきどき そわそわ しながら・・・
おもいでは
いつも身繕いを
怠りません
誰かが呼んでくれたとき
鮮やかに甦れるように・・・
おもいでは
じぶんから出て行くような
でしゃばりではありません
でも、誰かに呼ばれることが
とても嬉しいのです
けれども、ときどき
思い出そうとしても
記憶が甦らないときがあります
おもいでが油断して
うたた寝しているのかもしれません
いつも準備して
待っています
誰かが呼んでくれるのを
どきどき そわそわ しながら・・・
おもいでは
いつも身繕いを
怠りません
誰かが呼んでくれたとき
鮮やかに甦れるように・・・
おもいでは
じぶんから出て行くような
でしゃばりではありません
でも、誰かに呼ばれることが
とても嬉しいのです
けれども、ときどき
思い出そうとしても
記憶が甦らないときがあります
おもいでが油断して
うたた寝しているのかもしれません
東の空を
こっそり染める
小さな朝焼け
空全体を
ダイナミックに染める
大きな朝焼け
どんな始まり方でも
朝は美しい
どんな一日でも
今日がありがたい
きみがそこに
いてくれるだけで
こっそり染める
小さな朝焼け
空全体を
ダイナミックに染める
大きな朝焼け
どんな始まり方でも
朝は美しい
どんな一日でも
今日がありがたい
きみがそこに
いてくれるだけで
昼間は 軒下で
涼し気な
風の鈴
夜は 草むらから
ふるえるような
虫の鈴
夏と秋の境目は
途切れることなく
鈴がなる
行く季節を
惜しむように
訪れる季節を
喜ぶように
涼し気な
風の鈴
夜は 草むらから
ふるえるような
虫の鈴
夏と秋の境目は
途切れることなく
鈴がなる
行く季節を
惜しむように
訪れる季節を
喜ぶように
時の流れの中で
変わっていくものと
変わらないもの
日々 歩みながら
変えてゆかねばならぬもの
変えてはならぬもの
たいせつにしながら
紡いでいこう
すべての縁と・・・
変わっていくものと
変わらないもの
日々 歩みながら
変えてゆかねばならぬもの
変えてはならぬもの
たいせつにしながら
紡いでいこう
すべての縁と・・・
昨日の花は萎れてしまった
想い出の実を結ぶために
今日の花は風に煽られている
力いっぱい踏ん張りながら
明日の花は雨の中
きれいに洗われ咲くばかり
未来の花はたくさんの蕾
次から次へと生まれてく
想い出の実を結ぶために
今日の花は風に煽られている
力いっぱい踏ん張りながら
明日の花は雨の中
きれいに洗われ咲くばかり
未来の花はたくさんの蕾
次から次へと生まれてく
陽射し受け
元気に伸びる
夏草の
影に隠れて
野の仏
寄り添うような
野の花や
空を飛びかう
赤とんぼ
カマキリの
小さな合掌に
目を細め
さらさらと
草の間を
すり抜ける
風に微笑む
野の仏
元気に伸びる
夏草の
影に隠れて
野の仏
寄り添うような
野の花や
空を飛びかう
赤とんぼ
カマキリの
小さな合掌に
目を細め
さらさらと
草の間を
すり抜ける
風に微笑む
野の仏
夜明け前の
空のカ−テンの
きれはしで
二枚の羽を
つくりました
でも
ほんのちょっぴりの
勇気が無くて
飛び立てないで
いるのです
道ばたで 羽をぴん と
立てたまま・・・
空のカ−テンの
きれはしで
二枚の羽を
つくりました
でも
ほんのちょっぴりの
勇気が無くて
飛び立てないで
いるのです
道ばたで 羽をぴん と
立てたまま・・・
二枚の小さな花びらは
空の深いところの色のよう
二枚の小さな花びらは
静かに聞いてくれる優しい耳
二枚の小さな花びらは
いらっしゃいと受け止める掌
二枚の小さな花びらは
月明かりに舞う夢の羽
野原の小さな露の花
ほほえんで見つめてる
空の深いところの色のよう
二枚の小さな花びらは
静かに聞いてくれる優しい耳
二枚の小さな花びらは
いらっしゃいと受け止める掌
二枚の小さな花びらは
月明かりに舞う夢の羽
野原の小さな露の花
ほほえんで見つめてる